Thank you for visiting our website

【活動報告】地域貢献への想いを胸に、社長の故郷・奈良での出張研修を実施

活動報告

【活動報告】地域貢献への想いを胸に、社長の故郷・奈良での出張研修を実施

株式会社KAGARIBIです。先日、弊社メンバー一同にて奈良県への出張研修を実施いたしました。奈良は、弊社代表取締役の故郷でもあります。「どのような形であれ、自らを育ててくれた地元に貢献したい、恩返しをしたい」という代表の強い想いから、今回の特別なイベントと研修の地として選定されました。本稿では、各スポットの歴史的背景や基礎知識を交えながら、研修の様子をご報告いたします。

当日の研修スケジュール

  • 人力車イベント出店・大神神社遊覧
  • 今西酒造様 代表による大神神社ガイド
  • 今西酒造様 研修
  • 飛鳥寺 研修
  • 石舞台古墳 視察

人力車イベント出店・大神神社遊覧

研修の始まりは、日本最古の神社の一つである「大神神社(おおみわじんじゃ)」での人力車イベントです。

人力車イベントの様子 大神神社周辺を運行する弊社の出張人力車
大神神社の基礎知識

大神神社は本殿を持たず、古来より背後にそびえる「三輪山(みわやま)」そのものを御神体として拝む、我が国最古の神社の一社です。古事記や日本書紀にもその名が記される神聖な地であり、現在は全国から多くの参拝客が訪れる歴史的聖地として知られています。

今回のイベントにあたり、京都から3台の人力車をトラックに積載し、1日限りの出張運行を行いました。これを可能にしたのは、弊社に人力車の自社製造・メンテナンスが可能なメンバーが在籍しているためです。現場で迅速に分解・運搬し、現地に到着後ただちに組み立てる技術力があるからこそ実現した試みです。

三輪の厳かな空気の中を走る人力車は、現地の方々や参拝客の皆様に深く喜んでいただくことができました。

今西酒造様 代表による「大神神社ガイド」

続いて、地元・三輪の地で350年以上の歴史を紡ぐ老舗酒蔵「今西酒造」の今西社長が直々に、大神神社のガイドを務めてくださいました。地域を熟知された当事者ならではのお話は、どれも大変貴重なものばかりでした。

参拝の際には、今西社長のご配慮により「日本酒と生卵」をいただきました。大神神社の神様(大物主大神)の化身が白蛇とされることから、古くよりお酒と卵をお供えする風習が今に受け継がれています。

今西酒造の樽と日本酒と卵 古来より受け継がれる、お酒と卵をお供えする三輪の風習
大杉玉写真 大神神社に掲げられている圧倒的な存在感の大杉玉

さらに、今西社長からは「日本全国の杉玉の起源は大神神社にあり」という大変興味深い知見を共有いただきました。多くの酒蔵の軒先に吊るされている緑色の「杉玉(酒林)」。実は、日本にある杉玉の元祖(親分)はここ大神神社にあります。拝殿等に掲げられている「大杉玉」は直径約1.5メートル、重さは約200キログラムにも及びます。毎年11月に新しいものに掛け替えられ、それを合図に全国の酒蔵へ波及していくという、日本酒の歴史において極めて重要な役割を持っています。

今西酒造様 研修

続いて、今西酒造様の酒蔵の内部を見学させていただき、研修を行いました。

今西酒造の基礎知識

奈良・三輪の地は「清酒発祥の地」とも称されています。その歴史の薫る地で清酒「みむろ杉」などを醸す今西酒造様は、三輪の歴史と文化を酒造りを通じて世界へ発信されている、地域を代表する名門酒蔵です。

大神神社の山から湧き出る清らかな水が、この地で行われる稲作を潤し、そのお水とお米を用いて至高の日本酒が造られています。まさに、地域の自然と信仰が一体となったものづくりです。

なお、今西酒造様が醸す日本酒は、弊社のスポンサーであるダイナースクラブが深く協賛している世界最大級の日本酒品評会「SAKE COMPETITION」においても高く評価されており、同コンペティションの上位入賞酒はダイナースクラブ会員限定で特別に案内されるなど、格式高いプラットフォームにおいても確固たる地位を築かれています。

職人のこだわりと、持続可能な地域循環

蔵内での研修において、特に印象的だったのは木樽に関するこだわりです。使用する樽はすべて新品であり、それを2〜3年という短い期間だけ贅沢に使用します。その後、その役目を終えた樽は「醤油の樽」として再利用される仕組みになっています。「日本酒の醸造には常に最良の新品を」という徹底した品質へのこだわりと、その後の見事な産業循環に一同感銘を受けました。

また、お店の前を流れる川に架かる橋にも、地域や歴史に対する深い想いが込められており、細部に至るまで地域と共に生きる姿勢が貫かれていました。これらは、まさに現地で直接空気感と共に触れてこそ、その真の価値が伝わるものです。皆様にもぜひ一度、足を運んでいただきたい素晴らしい場所です。

飛鳥寺 研修

その後は場所を移し、我が国の仏教の原点へと向かいました。

飛鳥寺の基礎知識

飛鳥寺(あすかでら)は、6世紀末に蘇我馬子によって発願された、日本最古の本格的仏教寺院です。本尊である「飛鳥大仏(釈迦如来坐像)」は、度重なる災火を乗り越え、日本最古の大仏様として、今も当時と同じ場所に鎮座されています。

ここでは、ご住職様が弊社社員のために、寺院の歴史について約30分間にわたり直接ご講話くださいました。

飛鳥寺仏像 今も当時と同じ場所に鎮座される日本最古の「飛鳥大仏」

大変温厚で聡明なご住職様であり、日頃から観光案内・ガイド業を生業としている弊社メンバーからのプロ目線による質疑応答に対しても、終始快く、かつ丁寧にご教示をいただきました。案内人としての心得や姿勢の面においても、一同大いに刺激を受ける時間となりました。

飛鳥寺集合写真 講話後の記念写真

石舞台古墳 視察

研修の締めくくりとして、日本の黎明期(れいめいき)を象徴する「石舞台古墳」の視察を行いました。

石舞台古墳の基礎知識

飛鳥歴史公園内に位置する、日本最大級の巨石を用いた方墳です。7世紀初頭の有力者・蘇我馬子の墓ではないかと推言されています。天井石の上面が平らであり、あたかも舞台のように見えることから「石舞台」の異名を持ちます。

石舞台古墳 当時の高度な土木技術を物語る石舞台古墳

巨大な石が精巧に積み上げられたその姿は圧巻であり、当時の高度な土木技術と権力の大きさを物語っています。現在は、世界文化遺産への登録候補(「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」)としても非常な注目を集めており、世界に誇るべき我が国の原風景がそこにありました。

結びに

今回の奈良出張は、我が国の始まりの歴史を深く学ぶだけでなく、弊社が企業理念「篝火幸創」として掲げる「地域に根ざすこと」「ビジネスを通じて人と地域、人と文化のつながりを大切にすること」の本質を肌で感じる、極めて有意義な研修となりました。

自社製造の技術を駆使した人力車イベントや、地元のプロフェッショナルの方々との強固なネットワーク。これら研修で得た貴重な経験と学びを日々の糧とし、KAGARIBIは今後も慢心することなく、目の前のお客様に寄り添い、おおもてなしの精神を通じて各地の文化や魅力を正しく発信してまいります。

末筆ではございますが、多大なるご協力をいただきました今西酒造の皆様、飛鳥寺のご住職様、暖かく迎えてくださった奈良の皆様に、心より厚く御礼申し上げます。

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事